☆ ミニ情報 ☆
●介護サービスは誰が提供するんだろう‥‥?
- 従来の福祉制度では、福祉サービスを提供できるのは市町村または社会福祉法人などに限られていました。介護保険制度では、生協、農協、民間事業者、住民参加型の非営利組織の事業者など、多くのサービス提供事業者が参入しますので、希望に添ったものを選ぶことができます。
●介護保険で給付の対象となる福祉用具
◇福祉用具貸与◇
貸し出しの対象となる福祉用具は、次の12種類です。
- 車いす……普通型車いす(自走用)、普通型電動車いす、手押し型車いす(介助用)、のいずれかに該当するもの。
- クッション、電動補助装置などの一定の車いす付属品……車いすと一体的に貸与される場合に限る。
- 特殊寝台……サイドレールが取りつけてあるもの、または取りつけ可能なものであって、背部もしくは脚部の傾斜角度を調整する機能か、床の高さを無段階に調整する機能を持つもの。
- マットレス、サイドレールなど一定の特殊寝台付属品……特殊寝台と一体的に貸与されるものに限る。
- じょくそう(床ずれ)予防用具……エアーマットと送風装置または空気圧調整装置からなるエアーパッド、水などの減圧による体圧分散効果をもつ全身用のウォーターマットなど。
- 体位変換機……空気パッドなどを身体の下に差し入れることにより、要介護者などの体位を容易に変換できるもの(体位の保持のみを目的とするものを除く)。
- 手すり……取り付けに際し、工事を伴わないものに限る。
- スロープ……段差解消のためのもであって、取り付けに際し工事を伴わないものに限る。
- 歩行器……歩行が困難な者の歩行機能を補う機能を持ち、移動時に体重を支える構造になっているもののうち、2輪、3輪、4輪のもので、体の前および左右を囲む把手などがあるものか、上肢で保持して移動させることが可能な4脚のもの。
- 歩行補助杖……松葉づえ、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、または多点杖に限る。
- 痴呆性老人徘徊感知機器……要介護者などが屋外へ出ようとしたときなど、センサーにより感知し、家族および隣人などへ通報するもの。
- 移動用リフト(吊り具を除く)……床走行式、固定式、または据置式であり、かつ、身体を吊り上げまたは体重を支える構造を持つものであって、その構造により、自力での移動が困難な者の寝台と車いすとの間などの移動を補助する機能をもつもの。住宅改造を伴うものを除く。
◇福祉用具購入◇
購入費の9割を保険で負担します。
保険給付の対象となる福祉用具は、次の5種類です。
- 腰掛便座……和式便器の上に置いて腰掛式に変えるもの、洋式便器の上に置いて高さを補うもの、電動式またはスプリング式で便座から立ち上がる際に補助できる機能を持つもの、ポータブルトイレ(便座、バケツなどからなり、居室において利用可能であるもの)の、いずれかに該当するもの。
- 特殊尿器……尿が自動的に吸引されるもので、老人または介護者が容易に使用できるもの。
- 入浴補助用具……入浴に際しての座位の維持、浴槽への出入りなどの補助を目的とするもので、入浴用いす、浴槽用手すり、浴槽用いす、入浴台、浴室内すのこ、浴槽内すのこ、のいずれか。
- 簡易浴槽……空気式または折りたたみ式などで容易に移動できるものであって、取水または排水のために工事を伴わないこと。
- 移動用リフトの吊り具
|