我が国の人口は、2005年以降死亡数が出生数を上回り人口減少の時代になってきています。 現在は死亡数が出生数をわずかに上回る程度ですが、今後、高齢化に伴い高齢者の死亡数が増加し、2025年には死亡数153万人、 出生数73万人と少産多死の時代となる見込みです。滝川市の人口でも2015年4万人が2025年には3万6千人と約10パーセント減少するとの推定となっています。 2025年に向けて、地域包括ケアシステム推進の一環として、中空知地域医療構想調整会議を3回行い、 今年の3月に各医師会、市町村が中心となり中空知地域医療構想を作成しました。 人口減少に伴う病床数、高齢化に伴う病院機能の見直し、在宅医療などが盛り込まれています。 中空知の人口減少、人口構成の歪性は医療、看護、介護者の減少も招き、病床数にも反映され、厳しい状況になるものと思われます。 高度急性期、急性期、回復期、慢性期と入院医療の機能分化が地域に適合出来るのかも問題として残ります。 滝川市医師会としても医療、看護、介護者の確保に向けた取り組みを考えて行きたいと思います。 また、在宅医療は中空知では機能しているとは言えず、今後の組織、運営など体系化が早急に求められてきます。 滝川市医師会は昨年度から滝川市医師会在宅医療グループ診療運営事業を行い、今年度も推進して行きたいと思います。 そして、今後の在宅医療に向けて、地域包括支援センター、訪問看護ステーションなど協力し、地域の在宅医療を支援し、 また、滝川地域での医療ネットワークの構築を進めて行きたいと考えます。

今年度は診療報酬改定があり、全体での診療報酬改定率は+0.49%ですが、医療費改定率は−0.84%とマイナス改定です。 日本経済の低迷と共に医療環境、医業経営は厳しい状態が続いています。 来年4月の消費税増税は、高齢化による医療費増大にとっては必要なことですが、 アベノミックスの効果が未だ有効な状況として表れていない日本の景気には不確実な要素でもあります。 滝川市医師会としても、医療費の消費税の扱いなどを含めて議論して行きたいと思います。

滝川市医師会も創立35周年を迎えます。多くの諸先輩が築いた医師会を尊重しながらも、時代の変化に対応して行かなければと思います。 今後の滝川市医師会を会員の皆さまと共に作って行きたいと思います。特に会員相互の信頼と融和のためにも親睦事業を積極的に行いたいと思います。

最後に、滝川市医師会としては、会員相互の理解、協力の下に以下に述べる事業を推進していきたいと思います。

  1. 学術・教養の研鑽
  2. 保健・医療・福祉への積極的対応
  3. 関係団体との連携
  4. 会員相互の親睦推進

なお、上記事業の内、一般社団法人へ移行したための、公益目的支出計画に係わる公益目的事業は次の通りとする。

  1. (1) 休日夜間診療確保対策事業
  2. (2) 一般教育研修事業
  3. (3) 保健医療啓発等普及事業